青山菜々は長女
投稿者:パパティッツ 追加日:2020/02/29
引退したAV女優の人間性について今更探索するなんて、少々ズレた物好きなファンだと自分でもわかっている。
彼女が活動していた時もファンではあったのだけど、そこまで熱心なファンではなかった。
仮に2020年の現在に彼女がまだ活動していたとして、SNS全盛のこの時代においては埋もれてしまう存在であったのは想像に難くない。
Youtuberとして活動しているAV女優もたくさんいるが、青山菜々は小規模なファンコミュニティの中で満足してしまうだろう。
だからこそ愛おしく、彼女のファンだった人々はごく身近で親しみやすい彼女を何より愛したのだ。
…と、批評家ぶって書いてみたけどそんなことは青山菜々のファンだった人たちはみんな知っている。
ほんわかした雰囲気で、マンガが好きで、育ちの良い家庭でそのIカップを育んでいったのだろう。
膨らむのは私の股間だけではなく、彼女の生い立ちから2007までの彼女の歩んできた道のりへの妄想だ。
母親はDカップ、妹はCカップ、姉である彼女は断トツのIカップ。
それがどうした、一家庭のおっぱい相関図なんてそういうもんだろう。
自室を自ら撮影した今作では飼い猫の「ハムたん」が登場する。
飼い主によく似た肌理の細かい毛並みは上品で凛々しさを覚える。
ハムたんは人から譲ってもらったらしい。
近所の猫と遊んでいたら「あなた猫すきなの?」と声を掛けてきた猫好きおばさんに譲ってもらったらしい。
都会生まれには考えられない距離感のエピソードだ。
作品の中盤、彼氏がいないことについて「東京で仕事以外で遊ぶ異性の友達がいない」と彼女は漏らす。
マンガばっかり読んでるからだよ、ななっぺ。
仲の良かった峰なゆかが「AV女優だからってSEXばかりしてるわけじゃない。撮影の時にしかSEXしない娘もいる」なんてことをどこかで言ってたが、多分青山菜々もそのうちの一人だろう。
都会で生き抜くだけのIカップという強すぎる武器を持ちながら、地方出身者ののんびりとした雰囲気で僕らに癒しといやらしさを教えてくれた彼女は、今頃何をして過ごしてるんだろう。
インタビューに答えていた通り、外国人と結婚してボリビアの湖に行けたのだろうか。
彼女のことを考えていると心のどこかで自分が泣いているような気になる。
だけど涙は出てこない。
出した精子はしょっぱい涙と違ってほろ苦いのだ。
そんな涙混じりの精子も、彼女のほんわかムードを前にしたら飲み干されてしまうのかもしれない。(それは違う作品だ)
ああー青山菜々をもう一度見たいなー。
そう思わされる作品でした。