罪の意識が描かれていない点が心のこりです
投稿者:ハンベエ 追加日:2010/10/24
主演の艶堂しほり氏の作品を探して拝見しました。
彼女の演技にハズレなし!と思っているワタクシ。
今回の作品も、監督の演出力も含め実に素晴らしいです。
慈母の美しさ、可愛らしさ、危うさ、哀しさ…。すべてを兼ね備えた稀有な女優(艶堂氏)=星5つです。
マイナス1ポイントは、脚本(原案)に罪悪感の表現が欠落(割愛?)されている点です。
越えてはならない一線を通過する“罪深さ”“怖ろしさ”が在ってこそ、背徳の物語は成立すると考えます。
「ダメ…、いけない…。」のテイストが無い点が唯一の心のこりです。