時代の流れの悲喜劇。
投稿者:観覧車 追加日:2022/02/07
戦地に赴く出征前の兵士の一夜の初夜は夫も妻も複雑な気持ちだろう。戦死するかもしれない夫は別にして、妻の生活は続く。そこに一緒に生活する義父との男と女の関係が用意されている。ヘンリー塚本監督の得意のシティエーションドラマだ。兄の友人たちに回された妹の話が第2話。こんなことするのは友人とは言えない。強いて言えば悪友の最たるもの。妹も受け入れていた節もある。そして第3話は亡くなった夫の通夜で、夫の友人に回される妻。最初は、夫の生前から関係のあった男だが、一緒に居た男2人は、通夜の興奮状態で便乗してしまったのだろうか?それは夫を亡くした妻にも当てはまる。死を見ることで、生(性)を感じたのだろう。