清楚な色気がムンムン
投稿者:桃ゼリー 追加日:2020/02/03
密かに好意を抱いていた同僚との性行為に、愛する旦那から勧められてハマるという難しい役どころを、並木塔子嬢がどう演じてくれるだろうと、半ば懸念しながら拝見したが、見事に演じきって、リアル感を出してくれた。失敗すれば陳腐に落ちかねない想定だったのだからーー。絡みを重ねるごとに同僚への傾斜が強まっていく過程は、油絵で言えば、微妙な筆遣いで色合いを濃くしていく作業に似ているかもしれない。非常に整って美しいが、まだあどけなさが残る清楚、涼しげな顔立ちなのに、難なくこなしていく演技力には、舌を巻く。長尺ストーリーだったが、全く飽きなかった。それにしても本作で、可愛い妻が同僚と愛し合ってしまう結末は、自分勝手な旦那のわがままが招いた必然の結果で、旦那がいくら懺悔をしても、神様は許しちゃくれないだろう。言葉を換えれば妻が、同僚の男の中出し願望を、ピルを飲んで叶えてやるほど、男を愛してしまい、繰り返しの中出しに歓喜するようになった事態は、妻の人格を無視した旦那の自業自得と言う物だろう。それはともかく、塔子嬢はおっぱいこそBカップでちんまりしていても、肢体の全てが、お顔同様に肌理が細かく美しい。その裸身の白さ際立つ輝きは、文句なく世のオスたちの眼福だ。
物語は主人公の川崎浩治とその美しい妻、塔子との夜の営みから始まる。男好きする美味しそうな肉体を抱きながらも、浩治の意味深なナレーションが流れる。2人は社内結婚したカップル。妻は寿退社し今年で5年目。こうしてセックスはあるものの「私も妻もあまり気持ちが入っていません」と語る。決して飽きてはいないしむしろ愛している。ただ、元同僚ということもあり「友だち」のような関係になりつつあるようだ。そんな折り、浩治は同期社員の本田聡からスワッピングを持ちかけられる。「愛する妻が他の男に抱かれる!」、想像しただけで彼は異様な興奮に囚われた。塔子は当然のように拒否したが、半年後、やっと「浩治くんのことが好きだからするんだよ」と了承してくれた。本田を家に呼び、ホームパーティの後コトに及ぶという段取りになる。ネトラレ物というとドス黒い欲望が描かれると思いがちだろうが、若い夫婦とその友人という関係なので、まるでお洒落なテレビドラマのよう。本田が元同僚・塔子のことを「並木」と旧姓で呼ぶのもリアルだ。酒も入り「じゃあ並木、そろそろ行こうか」と寝室へ消える2人。妻が浩治に提示した条件は「絶対に覗かないこと」。しかし彼は我慢出来ず、妻が友人に抱かれる姿を見ないではいられなかった。そして想像以上の興奮を味わう。以降、本田と塔子のスワッピングセックスは断続的に続くも、彼女はその姿を夫が見ることだけは頑なに拒否。欲望が爆発そうな浩治は罪悪感を感じながらも寝室に隠しカメラを設置してしまう。そこには本田聡のことを「サトちゃ~ん」と甘えて呼び、浩治には絶対にしないエロいベロキスを求める塔子の痴態があった。