桃ゼリーさんの評価:
編集日:2024/01/16
母子の情愛を貫く性交
眞ゆみ恵麻嬢は初見の女優さんだったが、か細く震えて聞えるヨガリ声&啼き声が抜群にエロい。それが今回作の想定にぴたりとあった。長い間、生き別れになっていた母が、息子の成人後に再開を果たしたとの設定の二人は、まずは旅一室一室に落ち着く。生母としては見失われた実子の情愛を取り戻さなければならない状況だが、実子はいきなり母の肉体をストレートに求めてくる。一度は手放してしまった息子への不憫さ、性急な展開への戸惑い、禁断への背徳感、湧き出す性の快感ーーそれらがない交ぜになって悶える姿を如実に表現する声音のせつなさだ。さらに息子に探り回されていく大きなおっぱいや肉の付いた腰回りなどが妖しく動く。こうして最初の絡みは性急に肉欲をぶつける息子と戸惑う母の様子がじっくり描かれていく。その丁寧な描写は好感が持てる。入浴を経ての二絡み目は、一転しての母子和合。烈しい貪り合いの果ての中出し絶頂。離ればなれになっていた二人の情愛が通い合った満足感は、その後の再びの入浴シーンで温かく象徴されている。実に巧みな演出で、名シリーズの人気が長く衰えない理由の一端を垣間見た気がした。
0人(0人中)がこのレビューを「参考になった」と答えています。