常識と罪悪感を突き破る●●劇
投稿者:桃ゼリー 追加日:2022/01/01
タカラ映像にあって、意欲溢れる作品を発表している九十九監督が、しばしば起用している遠田恵未嬢を招いて撮り下ろした本作、お馴染みの母子●●ものだ。恵未嬢は不思議な女優さんで、本作でも「五十路」と記されたり、「還暦母」と銘打たれたり……。真の年齢は不詳。まあ、その辺りヤボな詮索はしないが、それ相応の年齢に違いはない。とは言え素肌は若々しく、つきたての餅のように弾力のある巨乳は何ともエロい。肢体は色気がこぼれるようだ。淫乱さに溢れる恵未嬢を主演に配して、今回九十九監督は、淫らな母子●●劇の行き着く先をしっかりと例示してくれた。「上がった」身ながら、息子の性技に堕ちてしまった挙げ句、息子の嫁に「別れて」ときっぱり離婚を求める。こうして解放された二人は肉欲の交わりに深く歓喜し、中出し絶頂を重ねた挙げ句、甘い余韻の中で、「私も主人と離婚しなければ」と決心を語る。「バレなければ、このままでやっていける」と返す息子に「それではスキな時に(二人が性交を)できない」と内心の欲情を明け透けにして反論するのだ。月のモノが上がってなお、いったん女芯が燃え上がったら、常識や社会規範を突き破って母子の新しい肉欲関係へと向かわずにはいられないーー。本作で、九十九監督はそんな激しい●●劇を描写した。それは戻ることもやり直すこともできないエロス地獄への転落である。そんな身震いするほど魅惑的な肉欲劇を、恵未嬢は実に官能的に演じ切った。